日本食ファイル2
カツ丼(かつどん)
- 料理名 :カツ丼(かつどん)
- 味 :豚肉の味+衣の味+玉ネギ+ご飯+甘辛醤油味(あまからしょうゆあじ)
- 材料 :豚肉、衣(パン粉、小麦粉)卵、植物油、玉ネギ、薬味(三つ葉など)、ご飯、醤油ベースのだし
- 調理法 :揚げた後サッと煮る
- 値段 :500円前後〜1200円前後
名前からもお分かりでしょうが、カツ丼は豚カツと玉ネギなどの具や薬味を、丼に盛ったご飯に乗せた、丼物の一種です。
一般的には、醤油ベースの甘辛だしで煮た玉ネギの上に、食べやすい大きさに切った豚カツを乗せ、卵でとじたものを三つ葉などの薬味と一緒に、丼に盛った白いご飯の上に盛り付けたものが、広く知られています。
カツ丼の「カツ」の部分が、「勝つ」という動詞と読みが同じ(同音異義語)なため、「カツ」が「勝つ」につながるということで、受験を控えた学生さんや、大事な試合に臨むスポーツ選手なんかは、「大一番」を前にカツ丼を食べるのが、現代に生まれた迷信の1つとなっています。個人的には、おいらも時々馬場(競馬場)に行く前に食べたりします。
また、カツ丼はテレビの刑事ドラマでは、お馴染みの料理でもあります。よく、取調べの際に刑事サンがホシに取ってやったりしてます。食べると、自分の侵した罪を白状したくなるのかどうかは分かりませんが…。
更に、カツ丼にはここで紹介した一般的なタイプの他にも、ソースカツ丼(ウスターソース)、デミカツ丼(デミグラスソース、グリーンピースが乗ってることが多い)、塩カツ丼(塩)、醤油だれカツ丼(醤油)、味噌カツ丼など、様々な種類があるようです。ちなみに、デミカツ丼と塩カツ丼は岡山県、醤油だれカツ丼は新潟、味噌カツ丼は、言わずと知れた名古屋(愛知県)の名物なんだそうです。