2006年9月
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09/01  自閉症の少年Y君4

たまに、Y君が自力で挨拶を最後まで言い終える意図がないコトがあるんだけれども、コレは何かがよろしくない時で、あんまり体調などの具合が良くなかったりするらしい。

んでも、彼には最後まで言う意志はあるのに、ごくマレに我慢できなくなった職員の方が、Y君の代わりに最後の「ます」の部分を言ってしまったりするコトがある。そんな時、彼はすっかり混乱して壊れてしまうのねん。(システムクラッシュか?)

壊れると言っても、別にY君は別に凶暴になるわけではなく、時々大きな怒鳴り声をはさみながら、おいら達にはサッパリ意味不明だが、彼にとっては何かしらの意味を持つのかも知れない謎の言葉を、ブツブツ言ったり大声で叫んでみたりする程度で、周囲の他の人達に向かって怒鳴ったりは、決してしない。そういう意味では、Y君は絶対に周りの人達に危害を加えるようなコトはしないのだ。

ま、もしかしたら、職員の人に割り込みを許してしまった自分に対して、腹を立てていたのかもしれないけど。

つづく...

あおむし

09/02  自閉症の少年Y君5

おいら、ちょっとY君の気持ちが分かるような気がした。だって、毎日お約束の習慣を誰かに邪魔されたら、そりゃあ、誰だってイイ気分はしないだろおおお。

さて、ちょっと想像してみて頂きたい。朝日を浴びてニワトリがこけーーっっこっこ、こけーーっっっ、て走り回ってる真中で大の大人を含んだ集団が、ただジッと立ってY君が「おは..おは..おはよう..ござい...ま.....」を言い終わるのを待っている。なのに、待ち切れなくなった1人が割り込んで彼の代わりに「す」を言ってしまう。そのとたんにY君が怒り出し、聞いたコトもないような不思議な言葉を、「せんだから、うんといっても、ないかくそーりだいじん、おおおお」などとつぶやいたり叫んだりしながら、地団駄を踏んでいる光景を。ちと笑えて来たりしませんかのう?

つづく...

あおむし

09/03  自閉症の少年Y君6

こんな時Y君は至っておお真面目で、断じてふざけているワケではないので、他人に邪魔されて気分を害したコトについては、ある意味おいら同情するのねん。だから笑いをこらえようとがんばったんだけれども、不覚にもついニヤ〜ンとしてしまうおいらだった...だって、あまりにも何て言うか、かわいらしいではないか、Y君が、うぷぷぷぷ。

この当時、おいらはまだワカランチンの学生の身分で、周りに職員の方々もいらっしゃったから、多少なりとも緊張はしていたのだけれども、Y君が暴走するとついウププと笑えて来てしまい、何だかすっかりリラックスモード突入で、緊張感もへったくれも吹っ飛んでしまったもんだ。

そんでもって、Y君の暴走の後にいつも残るのは、その場に居合わせた誰もがウププと笑い出したくなるような、温かくてやさしい、幸福な空気と時間だったのねん。

つづく...

あおむし

09/04  自閉症の少年Y君7

自閉症という障害を持つ殆どの人達が、なぜだか、どことなくY君のようだったりする。

彼らには、緊張感をやわらげて周りの人達の心を溶きほぐすような、癒しにも似た不思議な力のようなものがあって、その場の空気をとてもやさしくしてくれる。

コレって、ちょっとした才能なんではなかろうか?

世の中の人達が、こんな彼らのコトを、もっと優しい目で温かく見守ってくれたらイイのになああ、とおいら思う。そして、もしこの記事が世間が彼らを見る目を、ほんのちびっとでも変えるお役に立てたとしたら、おいら、とっても嬉しく思うのねん。

てなコトを書いていたら、頭が重く垂れ下がって来て、おいらの脳ミソは半分夢の中で思考を停止しようとしているので、そろそろY君のお話を終わりにしようと思っていたら、いつも買っている週刊の競馬雑誌を買って来るのをスッカリ忘れてしまっていたコトを、思い出してしまったではないか...。

おわり

あおむし

09/05  競馬ブック1

競馬をやる方ならご存知かもしれないが、日本には週刊の競馬情報誌で競馬ブックという雑誌がある。この雑誌には前の週の全レースの結果や、その週のレースに出走登録をしている馬全ての、近5走のデータなんぞが詳しく載っていたりする。

おいらが競馬にハマッてからしばらく経つけど、この週刊競馬ブックを毎週火曜日に買って帰るのが、今ではおいらの習慣になっている。

ところが先週の火曜日、帰り道にいつもブックを買うローソンに立ち寄ったんだけれども、競馬ブックは見当たらなかったのねん。「ま、いっか、家まで帰る道すがら、別のコンビニで買おうっと」とその時は思ったのだが、その日の夜遅くになって急にハッと思い出すまで、そんなコト思ったコトすらすっかり忘れて家に帰って来てしまっていた、おいらだったのねん...。

つづく...

あおむし

09/06  競馬ブック2

「だあああ、やってもうた、と思いつつ、んまあ、木曜日にまたいつものローソンの前通るから、そん時買えばいっか、」とおいらは思い直した。んでも、今回はちと考えが甘かったのねん...。

木曜日、もういっぺんローソンに行ってみたのだけど、あららら、やっぱり競馬ブックは置いてなかったのだ。

翌日、おいらは今度こそ間違いなく、8月28日発売の競馬ブック9月3日号をゲットして帰宅するコトを堅く心に誓って家を出た。週末のレースの予想をするためには、おいらには欠かせない物件だったコトもあるが、先週応募した「フランス・レーシング・ツアー、凱旋門賞観戦の旅」の当選発表も載っているハズだったので、何としても入手せねばならなかったのねん。

つづく...

あおむし

09/07  競馬ブック3

とりあえず、家に最も近いセブン・イレブンからあたって、最寄り駅界隈のコンビニを他に2軒ほど回ってみたが、競馬ブックはどこにもなかったのねん。しくしく。仕方なく、途中コンビニを見つける度に店内を覗きつつ、捜索の範囲を隣駅まで広げるコトにした。

何軒目のコンビニだったか覚えていないけど、おいらサンクスに入ったのヨ。そしたら、競馬ブックは相変わらず置いてなかったんだけれども、おいらのお気に入りのアドマイヤコジーンという馬が表紙になった、ギャロップという別の競馬週刊誌を発見してしまったのだ。

あのね、知らない方のために解説しておくと、ギャロップと競馬ブックってのは、日本国内の競馬週刊誌の双璧なんですナ。って、他に競馬の週刊誌ってあるのかどうか、おいら知らないんだけどね。ただ、おいらはデータの量が豊富なので、個人的にはブック派なのヨ。

つづく...

あおむし

09/08  競馬ブック4

しかし、どうするかのおおおおお?だって、アドマイヤコジーンはおいらにとって特別お気に入りな馬で、写真やら記事やらみんなスクラップブックに貼っ付けて大事にとってある位なのに、何も見なかったコトにして黙って立ち去るのは忍びないよなあああ...。

んでもなああ、競馬ブックと値段が一緒なんだゾ...ってコトは、ブックも買ったらいつもの倍額払わねばならぬではないかあああ...おいら、只今、緊縮財政下なので、しばらく迷っていたのだけれども、結局欲望には勝てずにギャロップを購入してしまった...。

レジで支払いを済ます際、おいらは念のために競馬ブックはないのか、と店員さんに確認してみた。すると、店員さんは「売り切れちゃいました」と答えた。

つづく...

あおむし

09/09  競馬ブック5

ぬあ、な、なにいいいいっっっ!?売り切れですとおおお!?「売り切れ」ってどういうコトなのヨ?だって、競馬ブックは何十万部も印刷して売っているハズではないのか。それが「売り切れる」って...。どうやったら「売り切れる」っていうのヨ?

売れ残った分を出版社に送り返してしまったから、もうココにはないというんであれば、納得も行くんだけれども、「売り切れた」っちゅうコトは、全部買われてしまった、というコトではないのかああ?

一体いつから競馬はそんなにメジャーになったのヨ、え?それとも、なにかいナ、競馬好きのオッチャン達がドドッと雪崩れ込んで来て、「ディープインパクト(去年の3冠馬)凱旋門賞の旅プレゼント」の当選者発表を見るために、競馬ブックを全部お買い上げになって行ったと、そういうコトなのかいナ?

つづく...

あおむし

09/10  競馬ブック6

ま、確かにおいらもソレが見たくて、わざわざ隣駅まで遠征して来たワケで、ソレがおいらの競馬ブック捜索の旅の、動機の1つではある。しかしだなあああ、ホントに1コも残ってないのか、え?

店員さんはただ一言、「ないです、」と冷たく言い放った。

おいらは、仕方なく重い足を引きずりながら、競馬ブックがほんの1冊だけでも売れ残っているコトを願いつつ、そのサンクスから一番近い隣駅のキオスクに向かった。そしたら、キオスクの中にいたオバチャンは眉毛をハの字にしながら、競馬ブックは週刊誌で、週刊誌を金曜日に買いに来る客はいないだろうってコトで、今朝配送の人が全部持って行ってしまった、と言うではないか。

そおかあああ、おいら、ちびっとばかし遅過ぎたのねん...。

つづく...

あおむし

09/11  競馬ブック7

とりあえずギャロップは買えたし、もう諦めて家に帰ろうかと思った時、おいらの視界の端にさっき入ったのとは別のサンクスが映った。コレで最後にしよう、そう自分に言い聞かせつつ、おいらは店内に足を踏み入れた。

あ、あ、あるではないかああっっっ!やったどおお!!とうとう、おいら、競馬ブックをみつけたのだあああ!!!

それは、まるで、たかだか週刊誌1冊手に入れられなかったその日のツイて無さを、何とかしてゲットしようとするおいらの努力が、凌駕したかのように思えた瞬間だった。

つづく...

あおむし

09/12  競馬ブック8

結局その日は、競馬ブックを手に入れて持ち帰るのに1時間以上を費やし、おまけにギャロップを購入するという予期せぬ出費のために、普段の2倍の金額を使ってしまったが、それでも何故だかおいらは妙な達成感のようなモノを感じていて、意外と満足していた。何だか、全てがイイ方向に向かっている気がするゾ、うひゃひゃああああ、と思っていたおいらだった。例の当選者発表を見るまでは...。

結果は大ハズレ。当選者発表の欄に、おいらの名前はなかった。

おおおおおい。あんなに探し回ったのは一体何のタメだったのヨ?もちろん、懸賞のためだけではなかったけれども、おいら、ギラギラ照りつける真夏の太陽の下を、1時間以上も歩いたのヨ、ねえ。別に毎日とは言ってないんだから、せめて数カ月に1回ぐらい、何か良い事があってもイイんではないのか、え?それとも、ソレも欲張りすぎなんだろうか...。

つづく...

あおむし

09/13  競馬ブック9

おいらは、はああああああ、と深あい溜め息を1コ落として、タバコを吸いにベランダに出た。

どうして、いつも、こうなるのだ。そう言えば、馬券の方も最近サッパリ当たっていないのねん...。

すっかり意気消沈しつつ、タバコに火を付けて顔を上げたら、目線の先においらの部屋の窓ガラスがあった。

去年の暮れに、気合い入れてせっせと磨いた窓ガラスに、鳥のウンコがへばりついているではないか...。

だあああああ。お願いしますヨ、ほんとに...。

おわり

あおむし

09/14  茗荷(みょうが)について1

茗荷(みょうが)

以前、夏場おいらが好んで作って食べる、特別メニューについて書いたことがあった。確かその料理の中で、薬味として茗荷(みょうが)を使うと書いた覚えがある。

その時は、茗荷というこの...野菜?の英語名が分からなかったので、改めてこの機会に茗荷について、少し説明を加えておきたいと思うのねん。

そんなワケで、今回はちょっと気合いを入れて調べてみたりなんかして、茗荷の英名がJapanese ginger(ジャパニーズ・ジンジャー)もしくはMioga ginger(ミオガ・ジンジャー)であるコトを突きとめた。ま、滑り出しとしては上々かナ。

つづく...

あおむし

09/15  茗荷(みょうが)について2

藪

茗荷は日本各地の主に湿った薮(やぶ)に自生する、多年草の植物らしいのねん。地面の上に生えている茎や葉の部分は、冬になると枯れてしまうんだけれども、次の年の春になるとまた生えて来るヤツだ。

実は、おいらの家の裏の勝手口の前辺りにも、茗荷が勝手に生えていて、おいらが料理に茗荷使う時は、大抵ココから取って来たモノを使っている。

ただし、ココで茗荷を取って来るには、それなりの覚悟がいるのヨね。何しろ薮(やぶ)状態になっているので、最低5ケ所は蚊に食われる覚悟を決めて行かねばならぬのヨ。とは言え、この「独り言」を読んで下さっている賢い読者の皆さんは、いらんコト言われなくても、ちゃんと腕やら足やらに虫除けスプレーを、びゃびゃびゃっっとスプレーしてから茗荷採集に行ってくれると、おいら信じているけどね。

つづく...

あおむし

09/16  茗荷(みょうが)について3

日本では、茗荷の蕾(つぼみ)や若い芽の部分を、漬け物や酢の物、揚げ物や味噌汁の具にしたりなんかして、食べるのが一般的らしい。

おっっと、コイツは新しい発見だ。おいら、今までに食べたコトなかったから(多分)、若芽も食べられるとは知らなかったのねん。

また茗荷には、独特の香りとちょびっとの辛みがあるため、薬味としてもよく使われる。茗荷には、食欲増進作用や発汗作用があると言われているので、夏の間たびたび茗荷が日本の食卓に上るのは、そのためかもしれないなあああ、などと思ったりしてみる。

つづく...

あおむし

09/17  茗荷(みょうが)について4

茗荷が主に夏に食されるもう1つの理由としては、夏が旬の食材だからではないか、と思われる。茗荷の蕾( つぼみ)や若芽は、大体6月頃から9月頃にかけて地上に出て来るモノだからである。どうやら、天の恵みである雨と夏の高温が茗荷の生育を助けるようで、雨上がりの翌日なんぞはほぼ必ずと言ってイイほど、我が家の勝手口付近で片手いっぱいの茗荷が収穫できるのねん。

というワケで、茗荷の旬は6月頃から9月頃にかけてなんだけれども、最近は日本中の多くのスーパーで、1年を通して売られていたりする。

なので、1年中入手可能ってコトになるワケですナ。茗荷が食欲増進や発汗などの作用を持つことを考えると、もしかしたら冬場カゼをひいて熱が出たりした時に食べる、なんてのもあながち悪い考えではないかもしれないのねん。

つづく...

あおむし

09/18  茗荷(みょうが)について5

茗荷(みょうが)

それと、茗荷を選ぶ際は、小さめで身が固く締まったモノを選ぶのがイイそうな。なんでも、既に花が咲いてしまっている茗荷は、味が落ちるんだとか...。

ちなみに、日本には「茗荷を食べると物忘れをする」という言い伝えがある、らしい(おいら、全然知らなかった)。これは、お釈迦様の弟子の1人が、茗荷の持つ食欲増進効果とその美味しさ故に茗荷を食べ過ぎてしまい、「腹膨れれば目の皮弛む」で眠気に襲われ、物忘れをしたという言い伝えに由来するんだそうだ。

茗荷と物忘れとの関連性は、今の所科学的に証明されてはいない、と思うけど、日本にはこうした言い伝えも、未だに迷信として残っているみたいなのねん。

おわり

あおむし

09/19  あるサラリーマンの会話1

この間電車に乗っていたらば、誰かが英語を話しているのが聞こえて来た。

おいらから、そう離れてはいない所に2人のサラリーマン風の男性が立っていて、何やら英語で話していたのねん。2人の内1人は日本人で、もう1人が英語で話している間、殆ど聞き役に回っている様子だった。話している方の人は、外見上は東洋人なんだけれども、アメリカ訛(なま)りの英語を流暢に話しているところをみると、到底日本生まれの日本育ちの日本人ではなかろう、とおいらはお見受けした。そんでもって、別に盗み聞きするつもりは無かったんだけれど、そのサラリーマン風の男性が、マイケル富岡(古いって?)もマッ青の、あまりにも完璧な発音で英語を話しているもんだから、ついつい興味をそそられて、おいら耳ダンボにして(これも古いって?)彼の話を聞いてしまったのヨ。

つづく...

あおむし

09/20  あるサラリーマンの会話2

「...いやあ、そうなんですヨ、子供達も一緒に連れて来ているもんですからね。その、親と子供とでは興味の対象が違うと言いますか、彼らがおもしろがるような所に行きますと、我々(おそらく、彼と彼の奥さんのコトなんでしょうナ)の方がスッカリ疲れちゃいましてね...。」と、そこまで聞いたところで電車が駅に停車したために、乗客の乗り降りの雑踏で彼の言葉はかき消されてしまったので、その後は何と言っていたのかちょっと聞き取れなかった。

電車が再び動き出して、おいらもまた聞き耳を立てたんだけれども、今度は途切れ途切れにしか彼の言葉を聞き取ることができなかったのねん。

つづく...

あおむし

09/21  あるサラリーマンの会話3

「...ディズニーランドへ...息子が...どこも同じだろう、なんて言うもんですから、それで私はイヤイヤそんなことは無い、乗り物なんかも違うらしいゾって...戻って来て...あまり楽しく無かったと言って...待っているのが...。」どうにか、おいらがこれ位聞き取った辺りで、電車は轟音を上げながら地下に潜り、トンネル内に入ってしまったのだった。

この流暢な英語を話すサラリーマン風の男性の、断片的な言葉から得た情報をつなぎ合わせてみると、彼はこの日本で、彼と彼の息子の両方の興味を満足させるような場所を、みつけられずに困っている、というコトではなかろうか、と思う。

つづく...

あおむし

09/22  あるサラリーマンの会話4

さて、コレはなかなかイイ質問だゾ。今まで、日本にやって来る外国人のお子様が、観光で楽しめる場所についてなんて、考えたことすらなかったゾ、おいら。これは、もしかしたら良い機会かもしれないと思ったおいらは、早速子供も大人も楽しめるような所はないものか、調べてみることにしたのねん。

そしたらなあああ。まあ、結論から言うと、あまりにも沢山、色んなスポットが見つかってしまったのヨ。それで、おいら今回1回で全て書いてしまおうと思っていたんだけれども、数が多すぎて1回だけでは、とても全てを取り上げられそうもないのヨ。

そんなワケで、実際に実地見聞に行きつつ、時間をかけて1つずつ紹介して行こうと思うのねん。

んで、とりあえず、お子様連れの外国人観光客の皆様には、次回以後に掲載する地域の神社で開かれるような、お祭の紹介を参考にして頂けたら、と思うおいらだった。

つづく...

あおむし

09/23  小さな神社で開かれるお祭について1

お祭

夏から秋にかけては、お祭シーズンということもあって、地域の小さな神社やお寺なんかで、数多くのお祭や縁日が開かれるのねん。お祭の日には、神社の参道沿いにズラッと屋台が並んで、日本の子供達にお馴染みのキャラクターのお面や、妙ちくりんな土産物を売る店から、飴や駄菓子、お祭ならではの食べ物を売る店まで、様々な屋台が軒を列ねる。

こうしたローカルなお祭ってのは、欧米で言う所のカーニバルとかフェアーみたいなモンで、食べ物の屋台の他にも、子供達が参加できるようなゲームもあったりするのねん。なので、大人達が食べ物や民俗的な雰囲気を楽しんでいる間に、子供達はゲームを楽しむなんてコトができるんではないか、と思うのヨ。そこで、もしもこの時期に日本に滞在しているのであれば、こうしたローカルなお祭に出掛けてみるってのも、案外良いアイディアかもしれませんゾ。

つづく...

あおむし

09/24  小さな神社で開かれるお祭について2

外国の観光客の方が、近くでこうしたローカルなお祭が開かれるかどうかを確認するには、おそらく泊っているホテルもしくは旅館などのやどのスタッフに聞いてみるのが、一番良いのではないかと思う。日本に住んでいる方の場合は、近所の神社やお寺でお祭がある時には、お住まいの地域の掲示板なんぞで、大体確認できると思う。

さて、そろそろ、こうしたお祭に行くと全国的に見られる、代表的なゲームとその遊び方なんかを、紹介して行こうと思う。

つづく...

あおむし

09/25  地域のお祭での定番ゲーム1

射的

射的

射的は、銃やライフルを打って弾を的に当てるゲーム。的になるのは、棚に並べられた賞品であるコトが殆どで、弾を当てて賞品を倒すことができれば、その倒した賞品がもらえるという寸法なのねん。ただ、的に弾が当たっただけだと、賞品をくれないケチな店もあるので、注意せねばならぬ。賞品をゲットするためには、狙う的を慎重に選ぶコトが大事になって来るんではないか、とおいら思うのねん。それと、念のために言っておくけど、このゲームで使われる銃やライフルはもちろんオモチャで、弾も実弾ではなくコルクでできたモノを使っているのねん。

つづく...

あおむし

09/26  地域のお祭での定番ゲーム2

金魚すくい

金魚すくい

金魚すくいは、文字どおり金魚をすくうゲームで、水を張った水槽(って言うのかな、アレは?)から、紙もしくモナカの皮で作られたポイという道具を使って、金魚をすくい上げるゲームなのねん。ポイは水につけると弱くなり、水圧や金魚の重みなどによって破け易くなるため、金魚をすくうのがなかなか難しくなる。1匹でも金魚をすくうことができれば、ポイが破れて使えなくなるまでゲームを続けることができる。

子供には意外と難しいこのゲーム、実はちょっとしたコツがあるのねん。

つづく...

あおむし

09/27  地域のお祭での定番ゲーム3

金魚をすくい

1)まず、なるべく水面近くを泳いでいる金魚に狙いを定めるコト。(ポイが簡単に破れてしまわないように)

2)ターゲットには、頭の方からではなく、尻尾の方もしくは横からアプローチするコト。(金魚は正面から近付いて来るものを避けようとする)

3)ポイはなるべく水面と平行になるようにして水に入れ、金魚をすくい上げる時も同じようにして、ポイを水から出すコト。こうすることによって、ポイにかかる水圧を減らすことができ、長くゲームを楽しむことができるってワケですナ。言うまでも無いけど、水の中でポイで金魚を執拗に追い回すような行為は、ポイを簡単に破れさせるだけなので、やめた方がイイと思うゾ。

コツさえ掴めば、1つのポイで10匹位はすくえるのねん。ただ、観光でいらしている方々は、残念ながらこのゲームはできないのヨ。なんで?って、そりゃあ、すくった金魚が賞品になるからなのねん。

つづく...

あおむし

09/28  地域のお祭での定番ゲーム4

ヨーヨー釣り

ヨーヨー釣り

ヨーヨー釣りは、金魚すくいの時と同じような水槽?にプカプカ浮かんでるヨーヨー(本物のヨーヨーではなくて、小っちゃな風船にちょびっと水が入った物件なんだけどね)を、先っちょにフックのようなモノが付いたこよりでもって釣り上げるゲームなのヨ。金魚すくいと同じく、1コでも釣り上げることができたら、こよりが切れて使えなくなるまで、何度でもヨーヨー釣りが楽しめるっていうシステムなのねん。釣り上げたら釣り上げただけ賞品としてヨーヨーがもらえるので、ヨーヨーにくっついているゴムの輪っかの部分に中指を通して、本物のヨーヨーみたいにして遊ぼう。

つづく...

あおむし

09/29  地域のお祭での定番ゲーム5

輪投げ

輪投げは外国の方にも馴染みのあるゲームなので、説明は不要かナ?まあ、輪っかを投げて、的となる棒にかけるゲームってトコなのねん。大抵の場合、輪っかは5本あって、5本全部成功するとちょっとした賞品がもらえたりする。

飴細工

飴細工はゲームではなくて、飴を売る屋台なのねん。殆どの場合動物とか、ピカチュウみたいな子供達に人気のあるキャラクターなんかを、飴を細工して作って売っている。店先に貼ってあるリストの中から好きなモノを選ぶと、お店の人がまだ熱い飴を細工して、選んだ形にしてくれる。あっっと言う間に飴を様々な形に変えて行く様子は、まさしく職人技。一見の価値アリなのねん。しかも、出来上がったら飴も食べられる。ちなみに、大きなモノや形が複雑なモノ程、お値段は高くなるみたい。

おわり

あおむし